看板科学の知見

第6回:神田の美味しそうなカレー屋さんの看板改善

東京神田のカレー屋さん。
この看板いいんです!とても分かりやすいですし、良い意味でかっこつけていませんよね。
特に「神田一」「日本一」「老舗50数店・・」と「数字」を使用しているところが説得力がありますよね。
さて、本当に目立つのかどうか?分析してみましょう!

【解説】

人間の目には、視覚的要素を決める重要な要素があります。それらは、次に挙げる要素になります。

明暗度
赤/ 緑の色コントラスト
黄/ 青の色コントラスト
文字、輪郭

視線予測サービスで解析する画像に、それぞれの”視覚的要素”がどの程度含まれているかによって、解析結果が変化します。これらの視覚的要素を理解してデザインを変更することで、視覚に与える影響を最大にすることが出来ます。

ヒートマップとは、最初の3~5秒のあいだに注意をどれだけ引きつけられるかを「色」で表現したものです。
注意を引きつけやすい場所は暖かい色である黄色や赤といった色で、注意を引きつけにくい場所は寒い色である青や緑といった色で表されます。
ヒートマップを見ると一目瞭然!
あまり赤くなっていませんので思った程視認性が高くないのかもしれません。

上の図はリージョンマップというもので、最初の3~5秒のあいだに注意をどれだけ引きつけられるかを「数字」で表現したものです。
この数字は、注意をひきつけやすい確率を示しています。
各エリアに付随しているスコアは、画像を見た時の最初の3~5秒間の、注意が引かれる確率を表します。
神田一の赤・黒背景の看板が目立っていますね。

視線トラッキングチャートは、画像を見た時の、視線の動きの予測を表したものです。
番号の箇所は、視線が留まりやすい所です。

こちらでは神田一⇒優勝店⇒という順番で視線が動いていますので、ストーリーがいいですよね。
さて、今回はもっと目立つ看板にするためにデザインを考えてみましょう!
それでは、エンドライン流ビフォーアフター大改造をやってみましょう(^^♪

【変更点】

まずは色を変えてみます!「赤が目立つ!」言われていますので全部赤にしてみます。

Before

After

さて、分析をやってみましょう!

ヒートマップ、リージョンマップ、視線トラッキングチャートで分析すると、明らかに視認性が上がっています。
が、全体的に見られてはいるものの、ヒートマップでもっと赤色の部分が必要ですね。

次は

【変更点】

赤・黄・オレンジと目立つ色三兄弟で作成してみました。

それでは分析してみましょう

これは大失敗のカラープランです!逆に視認性が下がってしまいました。

色だけでは視認性を高めるのは限界ですね。
エンドラインなら下記の様にご提案します。

【変更点】

エンドラインならは、全体を分割ではなく1枚に。
内容を考慮しカレーの画像が無いのは訴求する力に欠けるため画像追加。
なにより優勝したカレーだと分かるデザインに変更。

全く変わりましたね。さ~て分析してみましょう。

このデザインなら「優勝」というキャッチコピーに目を行かせ、且つ写真でカレー屋さんというイメージを訴求できますね。

【まとめ】

目立つ色を使用すれば良いというものではありません。
シンプルなキャッチコピーとイメージ訴求する写真やイラストを入れて通行人にアピールしましょう。

エンドラインは看板を科学する