看板科学の知見

第3回:道路に面した店舗の陳列はどこに視線が集まっているのか?

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よくある風景の一つ。街中の小売店です。商品が陳列されていますが、果たしてどの部分がよく見られているのでしょうか?
先に考えてみましょう。
1、画面中央の陳列下部のペットボトル
2、画面中央の陳列上部の値札のPOP
3、画面左の店の奥

さて、どのあたりが見られているのでしょうか?

【解説】

人間の目には、視覚的要素を決める重要な要素があります。それらは、次に挙げる要素になります。

明暗度
赤/ 緑の色コントラスト
黄/ 青の色コントラスト
文字、輪郭

視線予測サービスで解析する画像に、それぞれの”視覚的要素”がどの程度含まれているかによって、解析結果が変化します。これらの視覚的要素を理解してデザインを変更することで、視覚に与える影響を最大にすることが出来ます。

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ヒートマップとは、最初の3~5秒のあいだに注意をどれだけ引きつけられるかを「色」で表現したものです。
注意を引きつけやすい場所は暖かい色である黄色や赤といった色で、注意を引きつけにくい場所は寒い色である青や緑といった色で表されます。
ヒートマップを見ると一目瞭然!
ここで見ると、右下の青の商品の視認効果が高いようです。色や文字がたくさんある中で、全面青の包装が目立ってますね。

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上の図はリージョンマップというもので、最初の3~5秒のあいだに注意をどれだけ引きつけられるかを「数字」で表現したものです。
この数字は、注意をひきつけやすい確率を示しています。
各エリアに付随しているスコアは、画像を見た時の最初の3~5秒間の、注意が引かれる確率を表します。
このリージョンマップでは、青の包装の商品とカロリーメイト?まで視認効果が広がっています。98%と高い確率で右側が見られています。

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視線トラッキングチャートは、画像を見た時の、視線の動きの予測を表したものです。
番号の箇所は、視線が留まりやすい所です。

視線の動きは青包装の商品から始まり、青包装の商品で終わっています。

【問題点】

・商品を陳列する際に買って頂きたいものが見られていない可能性がある。

【改善策&まとめ】

・色がごちゃつかない様に商品のパッケージカラーを考えて、まとめて陳列する。
・目線と並行な場所が目立つわけではない。

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